2015年02月27日

次回輪読会のお知らせ

日時:3月17日(火)17:00〜
場所:大東文化会館 K-403
範囲:Cohée du Lamantin, p. 218のA propos d'Antonio Tabucchiの章より

前回、ヴァレリオ・アダミ論を終え、アントニオ・タブッキについての短い章に入りました。
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2015年02月11日

次回輪読会のお知らせ

2015年2月19日(木)18:00 @大東文化会館K-401教室
範囲は、ヴァレリオ・アダミ論の続き(p.215以降)です。
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2014年02月20日

第2回日本フランス語圏文学研究会のお知らせ

2014年3月6日(木)11時より、京都造形芸術大学NA409教室にて、
日本フランス語圏文学研究会の研究発表会を開催いたします。
http://www.kyoto-art.ac.jp/info/about/access/
来聴歓迎ですので、お近くの方はどうぞお運びください。

以下、プログラムです。

午前の部11:00〜

開会の辞 立花英裕(会長・早稲田大学)

研究発表

「軌跡の詩学――インゴルドとグリッサンをめぐって」
工藤晋(都立南葛飾高校)

「エメ・セゼールとフランス語の生成――『帰郷ノート』を例に」
福島亮(早稲田大学)

午後の部14:00〜

「エメ・セゼールにおける〈文化〉と〈レイシズム〉――その時代背景をめぐる予備的考察」
立花英裕(早稲田大学)

「第二次世界大戦後のフランス領西アフリカ(AOF)――
コートジボワール作家ベルナール・バンラン・ダディエの体験と自伝的小説『クランビエ』から」
村田はるせ(アフリカ文学研究者)

「初期アルジェリア文学における世界観」
鵜戸聡(鹿児島大学)

「ニューヨーク1939‐1942――シモーヌ・ヴェイユとゾラ・ニール・ハーストン」
大辻都(京都造形芸術大学)

16時頃、発表終了予定。
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2013年10月24日

第一回会合のご案内

直前のお知らせになりますが、当研究会発足第一回の催しとして、
日本フランス語フランス文学会秋季大会で研究発表をおこないます。
多くの方の来場をお待ちしています。

10月26日(土)10時〜12時
会場 別府大学 国際経営学部棟39号館3922教室

プログラム

・日本フランス語圏文学研究会 会長挨拶

・研究発表

早川卓亜「エドゥアール・グリッサンの詩集La terre inquièteの読解」

大辻 都「マリーズ・コンデ『最後の預言王たち』をめぐって」

廣田郷士「民族詩論争再考〜ドゥペストル、セゼール、グリッサン〜」

工藤 晋「『サルトリウス』をめぐるグリッサンの詩的意図を推察する」
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2013年10月23日

機関誌を創刊しました

日本フランス語圏文学研究会の機関誌、Archipels Francophones が本日創刊されました。
巻頭の研究会発足の辞を転載します。


日本フランス語圏文学研究会の設立記念会合が、2013年10月26日(土)午前10時より、日本フランス語フランス文学会の秋季大会会場、別府大学(別府キャンパス)で開催されます。

文学に限らずフランス語圏地域に関心のある方ならどなたでも歓迎。是非、当日の研究会場を覗いてみてください。

本研究会の発足メンバーは、どちらかと言えば、長年、マルチニクの作家エドゥアール・グリッサンを一緒に読んできた者たちが中心です。しかしながら、フランス語圏はカリブ海域に限定されるはずもなく、アフリカやケベックなどの研究の重要性が高まっています。且つまた、どの地域、どの作家を研究するにせよ、近年の世界情勢の急激な変化によって、広い視野に立った調査・研究が要請されています。

たとえば、最近注目された研究として、Pierre BouvierのAimé Césaire et Frantz Fanon, Portraits de décolonisés (2010年)や Romuald FonkouaのAimé Césaire 1913-2008 (2010年)があげられるでしょう。これらの研究に共通しているのは、分かりやすく言えば、アフリカとアメリカス、ヨーロッパを横断する広い時空にファノンとセゼールを位置づけていることです。

ファノンであればアルジェリア独立戦争への関与ばかりでなく、セゼールやネグリチュードとの関係の中で、その思想的・教養的基盤を再検討し、エメ・セゼールであれば、詩、演劇、散文(評論)、政治の緊密な相関性や、アフリカとの双方向的な関わりを再考察することであり、特定の地域や時代に限定されがちな従来の研究とは異なる、より開かれた視点が導入されています。

ポストコロニアル研究においては、従来ファノンにしてもセゼールにしても抽象度の高い思想的な点検が優先され、それぞれが置かれた具体的な状況や文化的・歴史的背景が軽んじられる傾向がなきにしもあらずでしたが、最近は思想と状況の具体的・個別的相関に分け入り、これまで見過ごされていた側面を解明する機運が高まっています。

いうまでもなく、以上はとりあえず挙げてみた例にすぎず、他にいくらでも研究対象・テーマがあるわけですが、ともかく、ファノンやセゼールを軸とした50年代・60年代の研究にしても大陸を越えた国際的研究交流が一段と活発になり、より横断的になっています。ようするに、フランス語圏の文学・思想・地域研究は新たな次元を迎えているのです。

本研究会設立の趣旨は、各人が自分の研究テーマを探究しつつも、フランス語圏地域の研究動向について広く情報交換できるような相互的な場を提供することです。是非とも、当研究会に多くの方が参加し、多元的で、脱中心的な研究と情報交換の場が生れることを願ってやみません。

日本フランス語圏文学研究会会長 立花英裕(早稲田大学)
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