フランス語圏情報

☆ 2015年2月3日エドゥアール・グリッサンの命日に式典
マルティニック島のLe Diamant市にあるエドゥアール・グリッサンの墓で、2月3日の命日に詩人を偲ぶ式典が催されました。2月6日(金)には、Les Foudres de l'Habitation Saint-Étienneにてグリッサンを偲ぶ芸術と文化の催しが午後7時より開催されます。

☆ マルティニックが東カリブ諸国機構に加盟
2015年2月4日、マルティニックが東カリブ諸国機構に加盟しました。調印式はシェルシェール市Hôtel Batelièreにて行われ、東カリブ諸国機構Rooselvelt Skerrit議長が出席、マルティニック代表はConseil régionalのSerge Letchimy議長でした。マルティニックは10番目に加盟したことになります。他の加盟国(必ずしも「国」ではありませんが)は次の通り : アンギラ、アンティグア・バーブーダ、イギリス領ヴァージン諸島、グレナダ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、ドミニカ国、モントセラト。東カリブ諸国機構→(英)Organization of Eastern Caribbean States(OECS)、(仏)Organisation des États de la Caraïbe orientale(OECO)

☆ フランス語圏文学の翻訳書の新刊を紹介します。
パトリック・シャモワゾー、関口涼子+パトリック・オノレ訳『素晴らしきソリボ』河出書房新社、2015年。原著:Patrick Chamoiseau, Solibo Magnifique, Gallimard, 1988.
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週刊誌「シャルリー・エブド」襲撃事件をめぐる報道

1月9日に放映されたラジオ・カナダ局の特別番組は、パリからのホットな情報と専門家による冷静な分析を巧みに組み合わせ、一歩踏み込んだ内容だった。これは、著名ジャーナリスト、アンヌ=マリー・デュソーAnne-Marie Dussautがキャスターを務める24heures en 60 minutes「24時間を60分で」というフランス語番組で、この日は2時間の特別編成だった。現時点でもサイトで観ることができる。今回の多発銃撃事件をリアルタイムで報道するテレビ番組の中でも注目に値した。
http://ici.radio-canada.ca/rdi/
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過去のフランス語圏情報

☆ エメ・セゼール生誕100周年コロックのアクト が 刊行されました。
Institut Catholique de Paris, Anne Douaire-Banny文学部長から2013年9月にスリジー・ラ・サールで開催されたエメ・セゼール生誕100周年コロックのアクト(Présence Africaine) が 刊行されたとの情報を受け取りました。ご参考までに、受け取ったニュースを以下にコピーします。
J'ai reçu aujourd'hui de Présence Africaine notre "Césaire 2013 : parole due", et je me replonge avec joie dans nos échanges. Merci à Romuald d'avoir tenu sa parole, et à Présence Africaine d'avoir accueilli ce volume dans la continuité d'une énergie rebelle et fondatrice. (Anne Douaire-Banny)

☆ 国際コロックのお知らせ
2015年11月4-6日にマルティニックのUniversité des Antilles et de la Guyaneで、国際コロック:"What is Postcolonial Thought ?"が開催されます。
案内のサイトは以下の通りです。
Call for Papers: What Is Postcolonial Thought ?
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2014年の会員の活動情報

2014年
☆ 小松祐子さんの論文を紹介します。
Komatsu, S. : ≪ Apprendre la langue de l’autre en situation de conflit : un defi pour la Belgique francophone ≫, Revue Japonaise de didactique du francais, vol.9, 2014

☆ 平野千果子さんの著書を2冊、紹介します。
平野千果子著『フランス植民地主義と歴史認識』岩波書店(2014/1/23)
同『アフリカを活用する フランス植民地からみた第一次世界大戦』[レクチャー 第一次世界大戦を考える]人文書院(2014/10/28)

☆ 日本ケベック学会により、次の方々のビデオ・インタビューがアップされました。
岡見さえさん、廣松勲さん、山出裕子さん、矢内琴江さん。
その他のケベック研究若手研究者のインタビューもあります。是非、ご覧ください!
http://japon-quebec.org/

☆ 立花英裕さんが次の論文を発表しました。
・「世界文学としてのエメ・セゼールを読む(上)」 『現代詩手帖』 9月号、pp.135-143。
・「世界文学としてのエメ・セゼールを読む(下)」 『現代詩手帖』10月号、pp.140-147。
・「もはや、日本はオリエンタリズムの世界ではない−世界文学の中のフランス語圏文学、世界文化の中の日本文化」『環』vol. 59/autumn、藤原書店、2014年10月、pp.76-80。

☆ 立花英裕訳−ダニー・ラフェリエール著『吾輩は日本作家である』(藤原書店)が出版されました。(2014/8/23)

☆ 工藤晋訳−ラインズ著『線の文化史』(左右社)が出版されました。(2014/5/21)
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2013年の会員の活動情報

☆ 大辻都著『渡りの文学: カリブ海のフランス語作家、マリーズ・コンデを読む』(法政大学出版局)が出版されました。(2013/12/6)

☆ 中村隆之著『カリブ-世界論: 植民地主義に抗う複数の場所と歴史』(人文書院)が出版されました。(2013/8/10)

☆ 尾崎文太さんの共訳で次の本が出版されました−エメ・セゼール著『クリストフ王の悲劇』(尾崎文太、片桐祐、根岸徹郎訳、佐伯隆幸監訳、れんが書房新社、2013年6月)
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2014年02月20日

第2回日本フランス語圏文学研究会のお知らせ

2014年3月6日(木)11時より、京都造形芸術大学NA409教室にて、
日本フランス語圏文学研究会の研究発表会を開催いたします。
http://www.kyoto-art.ac.jp/info/about/access/
来聴歓迎ですので、お近くの方はどうぞお運びください。

以下、プログラムです。

午前の部11:00〜

開会の辞 立花英裕(会長・早稲田大学)

研究発表

「軌跡の詩学――インゴルドとグリッサンをめぐって」
工藤晋(都立南葛飾高校)

「エメ・セゼールとフランス語の生成――『帰郷ノート』を例に」
福島亮(早稲田大学)

午後の部14:00〜

「エメ・セゼールにおける〈文化〉と〈レイシズム〉――その時代背景をめぐる予備的考察」
立花英裕(早稲田大学)

「第二次世界大戦後のフランス領西アフリカ(AOF)――
コートジボワール作家ベルナール・バンラン・ダディエの体験と自伝的小説『クランビエ』から」
村田はるせ(アフリカ文学研究者)

「初期アルジェリア文学における世界観」
鵜戸聡(鹿児島大学)

「ニューヨーク1939‐1942――シモーヌ・ヴェイユとゾラ・ニール・ハーストン」
大辻都(京都造形芸術大学)

16時頃、発表終了予定。
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2013年10月24日

第一回会合のご案内

直前のお知らせになりますが、当研究会発足第一回の催しとして、
日本フランス語フランス文学会秋季大会で研究発表をおこないます。
多くの方の来場をお待ちしています。

10月26日(土)10時〜12時
会場 別府大学 国際経営学部棟39号館3922教室

プログラム

・日本フランス語圏文学研究会 会長挨拶

・研究発表

早川卓亜「エドゥアール・グリッサンの詩集La terre inquièteの読解」

大辻 都「マリーズ・コンデ『最後の預言王たち』をめぐって」

廣田郷士「民族詩論争再考〜ドゥペストル、セゼール、グリッサン〜」

工藤 晋「『サルトリウス』をめぐるグリッサンの詩的意図を推察する」
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2013年10月23日

機関誌を創刊しました

日本フランス語圏文学研究会の機関誌、Archipels Francophones が本日創刊されました。
巻頭の研究会発足の辞を転載します。


日本フランス語圏文学研究会の設立記念会合が、2013年10月26日(土)午前10時より、日本フランス語フランス文学会の秋季大会会場、別府大学(別府キャンパス)で開催されます。

文学に限らずフランス語圏地域に関心のある方ならどなたでも歓迎。是非、当日の研究会場を覗いてみてください。

本研究会の発足メンバーは、どちらかと言えば、長年、マルチニクの作家エドゥアール・グリッサンを一緒に読んできた者たちが中心です。しかしながら、フランス語圏はカリブ海域に限定されるはずもなく、アフリカやケベックなどの研究の重要性が高まっています。且つまた、どの地域、どの作家を研究するにせよ、近年の世界情勢の急激な変化によって、広い視野に立った調査・研究が要請されています。

たとえば、最近注目された研究として、Pierre BouvierのAimé Césaire et Frantz Fanon, Portraits de décolonisés (2010年)や Romuald FonkouaのAimé Césaire 1913-2008 (2010年)があげられるでしょう。これらの研究に共通しているのは、分かりやすく言えば、アフリカとアメリカス、ヨーロッパを横断する広い時空にファノンとセゼールを位置づけていることです。

ファノンであればアルジェリア独立戦争への関与ばかりでなく、セゼールやネグリチュードとの関係の中で、その思想的・教養的基盤を再検討し、エメ・セゼールであれば、詩、演劇、散文(評論)、政治の緊密な相関性や、アフリカとの双方向的な関わりを再考察することであり、特定の地域や時代に限定されがちな従来の研究とは異なる、より開かれた視点が導入されています。

ポストコロニアル研究においては、従来ファノンにしてもセゼールにしても抽象度の高い思想的な点検が優先され、それぞれが置かれた具体的な状況や文化的・歴史的背景が軽んじられる傾向がなきにしもあらずでしたが、最近は思想と状況の具体的・個別的相関に分け入り、これまで見過ごされていた側面を解明する機運が高まっています。

いうまでもなく、以上はとりあえず挙げてみた例にすぎず、他にいくらでも研究対象・テーマがあるわけですが、ともかく、ファノンやセゼールを軸とした50年代・60年代の研究にしても大陸を越えた国際的研究交流が一段と活発になり、より横断的になっています。ようするに、フランス語圏の文学・思想・地域研究は新たな次元を迎えているのです。

本研究会設立の趣旨は、各人が自分の研究テーマを探究しつつも、フランス語圏地域の研究動向について広く情報交換できるような相互的な場を提供することです。是非とも、当研究会に多くの方が参加し、多元的で、脱中心的な研究と情報交換の場が生れることを願ってやみません。

日本フランス語圏文学研究会会長 立花英裕(早稲田大学)
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2013年05月07日

After Glissant: Caribbean Aesthetics and the Politics of Relation

CFP: After Glissant: Caribbean Aesthetics and the Politics of Relation
(Deadline: 1/15/14)
full name / name of organization:
Kahlil Chaar-Pérez (Harvard University), Emily Maguire (Northwestern
University)
contact email:
kahlilchaar@fas.harvard.edu, e-maguire@northwestern.edu
Discourse – Journal for Theoretical Studies in Media and Culture Call for Papers

After Glissant: Caribbean Aesthetics and the Politics of Relation

Two recent events have left an undeniable imprint on the critical analysis of Caribbean literary and cultural studies: the February 2011 passing of Martinican writer Édouard Glissant, perhaps the most influential Caribbean intellectual in the last fifty years, and the June 2012 opening of
Caribbean: Crossroads of the World, an unprecedented, three-museum art exhibit in New York City that sought to showcase the cultural genealogies of the Antillean region and its diasporic offshoots. Throughout five theme-based segments that examined aesthetic creation through the frameworks of race, ethnicity, nationality, geography, and popular culture, Crossroads of the World follows a deliberately fragmentary structure that echoes Glissant’s ideas on the Caribbean. Instead of experiencing the exhibit as what he calls in Caribbean Discourse “the linear, hierarchical vision of a single History,” spectators were confronted with an accumulation of
“subterranean convergences” that traced cultural continuities not only between the archipelago and the continental territories that constitute the basin, but also with the metropolis. Unsurprisingly, the exhibit catalogue's main chapters conclude with an excerpt from Caribbean Discourse. This textual fragment, which can be read as a memorial site in honor of Glissant,
marks the significance of his vision not only for the curation of the show, but for Caribbean aesthetics as a “whole.”
The spirit of Glissant continues to stimulate creative and scholarly work on the historical fragments and possible futures that constitute the Caribbean’s heterogeneous cultural singularity: from the violent shocks of colonialism and the slave-based plantation system to the also violent dislocations experienced and represented by its peoples under neoliberal capitalism. Yet while scholars and artists carry on creatively appropriating Glissant's theories, a new generation of cultural producers seeks to interrogate and transform the ways the region has been imagined and represented. Critical voices have also emerged from diverse fields to problematize the historical, cultural, political valence of Glissant’s work, especially his late writings, accusing him of abandoning the politics of decolonization he championed in his younger days and replacing it with an exclusively cultural and poetic vision.
Inspired by this debate and by how it performs ongoing tensions between aesthetics and politics within the field, we invite critical interventions that seek to analyze and explore Caribbean cultural production from the vantage point of this post-Glissantian moment. What is the relationship of the Caribbean to colonial and post-colonial studies? In what new directions
is Caribbean cultural production headed, directions that Glissant could not or did not anticipate? What new understandings can we bring to the Glissantian understanding of History, or to such terms as “relation,” “filiation” and “diversion” (détour)?
Articles should be no longer than 7,500 words, should be formatted according to the Chicago Style (Humanities) Format, and should be sent to both editors.

Deadline: January 15, 2014
Editors:
Kahlil Chaar-Pérez (Department of Romance Languages and Literatures, Harvard University)
kahlilchaar@fas.harvard.edu
Emily A. Maguire (Department of Spanish & Portuguese, Northwestern University)
e-maguire@northwestern.edu
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